2008 5/19

ACアダプタ駆動のマシンでも作りましょうかね(Q6600版)
ということで


・作ります、けどその前に・・・
容量の都合上、画質を落としてあります。いつもながらすんませんがご了承ください。

・これから夏に向かうのに…敢えてQuadで
さて、ちょうど一年くらい前にCoreduoT2500でACアダプタ駆動マシンを作りましたが、 今回はその中身をCore2Quad Q6600に入れ替えよう、というお話。
簡単に言っちゃってくれますけど、T2500→Q6600ってことは何から何までほとんど入れ替えってことなんで結構大変なんですが…

事の始まりは、メインマシンをQ6600からQ9450に入れ替えたのでQ6600が一個余った。売り飛ばすのもなんだしなんか使えないかな?というところから。 ようするにQ6600の玉突転配。

さて、このマシンのコンセプトですが、今までBOINC用として使ってたT2500の代わりですからこれもBOINC専用機になります。
つまり、CPUパワーだけあればあとはどうでもいいマシンです。

具体的に言えば

CPUはクロック定格で電圧を極力下げる、他のパーツは性能とかどうでもいい。静かにしていなさい

ということになります。この点を踏まえ、材料を集めてみました。
CPU
まあ、Q6600です。

全体像でなく刻印だけなんですが…Q6600。
特に何の変哲もないQ6600です。少し詳しく書くなら
2007年10月頃購入
G0 Stepping
定格Vcore 1.2875V
というヤツです。
CPUクーラー
Celeron420用リテールクーラー改
「改」って言うか、ファン変えただけですけどね。詳細はココを参考にしてください。
後述しますが、今回ケースはBOOK型の薄いケースを使用します。ので、背の低いCPUクーラーが必要になる、ということでココに行き着きました。
非常に薄っぺらくて、こいつで本当に大丈夫なの?とお思いでしょうけど。
大丈夫です。根拠は全くありませんけど
マザーボード
GA-G31M-S2L
Intel3シリーズのローエンド用チップセットG31を搭載したGIGABYTE製MicroATXマザー。
基本的な機能は全て揃えお値段安め(08年5月現在 7000円台)。
そしてなりよりCPU電圧の下げが可能(←コレ最重要)
本体ケース
V-TECH VT-123 電源なし
使いまわしなのでコレになります。ちなみに画像も使い回しです。

その他のパーツを含め、今回のマシンの構成
CPUIntel Core2Quad Q66002.4GHz Vcore1.2875@1.05V CIE、EIST無効
CPUクーラーCeleron420用改8cmファン 1200rpm
マザーGA-G31M-S2LIntel G31
メモリDDR2 800 1GB1枚だけw
HDD東芝 MK8034GSX 80GB2.5インチ SATA SmartDrive使用
光学ドライブなし 
FDD置いてあるだけ埃進入防止の蓋代わり
VGAオンボードアナログ
LANオンボード1000Base-T
ケースV-TECH VT-1236cmファン1500rpm×1、8cmファン1200rpm×1
OSWindowsXP HOMESP2b
電源これから考えます
こんなんなります。まずはどのくらい電気を喰うのか?大まかに測定します。
んで取りい出すは定番のワットチェッカー

一家に一台、ワットチェッカー。
で、まずは手持ちのATX電源(Antec TruePowerTrio430W)を使って消費電力を測定したところ、次のようになりました。
アイドル時:48W
Superπ×4:78W
Orthos:80W
追記:LANは未接続、稼動ファンは8cm1200rpm×2

まあ、QuadCPUのシステムとしては低いんでしょうが、最大80Wを消費するとなると以前から使ってた容量80WのACアダプタ電源はちょっと怖くて使用できませんね。
つうわけで、
ACアダプターforデスクトップPC
容量
コレも定番、ACアダプタforデスクトップPCです。容量も180Wと今回使う限りは問題なし。
リテールものだけあってご丁寧にもケースに取り付けるための金具類も付属されています。が、それはあくまでATXケース用の金具ですので 今回のようなBOOK型ケースの場合は取り付け方を考えなければなりません。

まあ、取り付け方は前回と一緒ですのでココでは省略します。リンク先を参考にしてください。
組み込み完了
アダプタ接続部

基本的な組み込み方は前回と一緒ですが、
・電源基板の関係上、ケース側面の8cmファンが25mm厚→15mm厚に変更
・ACアダプタと基板との接続部が基板直付けなため、ACアダプタと基板は常に接続(接続部が外に出せないため)

などの変更がありました。
あと、マザーのサウスが非常に熱い上、ヒートシンクがショボイのでその辺に転がってたチップセット用ヒートシンクと交換しました。
右にあるのは付属のヒートシンク
ちなみにコレをやるとPCIスロットより長いPCIカードは挿せなくなります。
まあ、何も挿す気はないので問題はないのですが。

この状態で再び消費電力を測ってみます。
アイドル時:39W
Superπ×4:68W
Orthos:72W
追記:LANは未接続、稼動ファンは8cm1200rpm×1、1800prm×1

やっぱACアダプタは効率いいですね。9W近く消費電力が減りました。

・出来た…んですけど
さて、特に試運転は問題ないように思えた…んですが、ケース側面の排気ファンを25mm厚から15mm厚に変えたことが意外に影響しているようで…
・15mm厚8cmを定格(1800rpm)で回すと結構うるさい。
・回転数を落とすと静かにはなる。ただケース内の温度が結構上がる。


まあ、当たり前といっちゃ当たり前の現象なのですが、うっさいのもヤダ、かと言って熱いのもヤダ…ということで別なところにファンを増設しました。
ファン増設
PCIスロット上にファン増設
ケースを閉じると
見づらいですが、こんな感じ
増設というかファンを移設しました。コレに伴いケース側面のうるさい15mm厚ファン(左画像手前のファン)は止めてしまいます。くっ付いてるだけ。

この状態で実際にBOINCをインストールし、数時間稼動させ温度がどんなもんか調べてみました。

室温24度 
CPU温度49度EasyTune5調べ
ケース内温度30.2度サイズどこでも温度計により実測 電源基板付近
ACアダプタ温度39.1度サイズどこでも温度計により実測 本体上面の温度
消費電力72WBOINC起動(CPU使用率100%)
LAN:接続、ファン:8cm 1200rpm×2、6cm 1500rpm×1



こんなんなりました。
まあ、CPU温度は実測ではなくマザーボード付属のツールでの測定ですのでどこまで信用していいかわかりませんが、 ケース内及び裏面が特に熱くなっている様子も見受けられないので、まあそんなもんなんでしょう。
Celeron420用のしょぼいクーラーでもこんだけVcore下げればQ6600とも戦える!!と言ったとこでしょうかね?

24度の室温でCPU温度が50度前後って事は、真夏(木造2階、西向き、外出時締切のトリプルコンボ)でもまあ60度後半…まあ、何とかなるかな?
それよりもACアダプタの温度がちょっと高めかな?またヒートシンクでも貼り付けるか
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