2004 9/20

Pioneer DVR-S806-J

9/20 新規作成
9/23 推奨環境以下でも16倍速焼きは可?を追加
9/24 Pentium4以外での16倍速焼きを追加
9/29 S706とS806のチップのファームの違いを追加(このページの最下段)

純正外付No.2
前々から欲しかったので、安くもないのに買ってしまいました。

Pioneer DVR-S806-J

いやね、うすうすは分かってました、買っちゃうんだろうなぁと。
でもさ、
記録型DVDドライブ無駄にたくさん持ってるのに、
16倍速対応のメディアもないのに、
OEM版のDVR-108持ってるのに、
二層メディアなんか使わなのに、
それ以前にNeroのダミーデーター以外焼くものなんかないのに、


それでも買うのかと悩んだりしましたよ。ええ、結構、少し、僅かに・・・
でもさ、
悩んでるくらいなら買ったほうがスッキリ爽快になるというお告げのとおり(?)、 めでたく発売してすぐの購入となりました。
きっと、あれだ
「兄ちゃん、とっとと買ってしまったほうが楽になるでぇ」のパターンですね。
「よく買った。じゃあ今楽にしてやるでぇ」「ぎゃー」のパターンでもありますね。

この先私の運命がどうなるかはどうでもいいので、とっとと検証してみましょう。

「殺生な」動作環境
今さらですが簡単に製品の説明から。
DVD±R 16倍速記録とDVD+DL4倍速に対応したDVR-A08-Jを外付けにしたタイプです。
で、この製品の一番の目玉、と勝手に決め付けているのが 「16倍速」に対応した「IEEE1394andUSB2.0」接続の外付けという点です。

USB2.0やIEEE1394で16倍速の帯域を確保するのは難しいらしく
(私が適当にやってい変換検証でもまともに16倍速出たのは無いです(泣)、
今現在(2004年 9月)16倍速ドライブでIEEE1394andUSB2.0対応のドライブとして売られているのは
LogitecのLDR-CA160FU2/Mしかありません。しかもMacintosh用とか書いてあるし(Windowsでも使えるとは思いますが)。
LDR-CA160FU2/Mに搭載されているのは(恐らく)DVR-A08-JのOEM版DVR-108だと思われますので、 ソレだったらPioneer純正のS806を待って買おうという運びになったわけです(買う必要があったかどうかは上記のとおり無いですけどね)

・・・で、実際の製品ですが、えっと製品の見た目はDVR-S706-Jとあまり変わりません、というかドライブ前面の8x8が16x16になっただけです。 外付けケースの形、色、Pioneerのロゴなんかは全く一緒です。

本体裏面の表記
MADE IN JAPAN
付属品

ACアダプタ、5V 12Vとも2Aです。 めがねケーブル使用です。

まず付属品の内容は
ACアダプタ
電源ケーブル
USB2.0ケーブル
IEEE1394ケーブル(6ピン-6ピン、4ピン-6ピン各1.5m 1本)

と、DVR-S706と変わりません。ただ、ACアダプタの出力が5V 1.5A、12V 1.5Aからそれぞれ2Aずつにパワーアップしています。
その代わりACアダプタへ繋げる電源ケーブルの形状がPC電源用の3ピンタイプからメガネケーブルタイプに変更されています。

で、本体外箱にはこんな動作環境が表記されています。
動作環境、だって。

DVDを焼くにはそれなりのマシンパワーが要るので大体どのドライブにも「動作環境」みたいなものが記載されています。
まあ、PentiumIII800MHz以上、メモリ256MB以上とあまり古いマシンでは動作に異常が出るかもしれませんが、 最近のマシンならほぼ問題ない・・・
と、思うのは早計
実はこの動作環境の上に、真の動作環境を示すシールが貼ってありました。ソレがコレ。
真の動作環境

・・・
・・・
・・・
・・・て、Pentium4 3GHz相当以上ですとぉ!?
・・・私は間違って、最新の3Dゲームでも買ってきたんでしょうか?それにしてはビデオカードのスペック表記がありません。

もはやDVDドライブの動作環境のスペックとは思えません。が現実です。
要するに16倍速で焼く、というのはここまで大変なことなんでしょうか?
・・・というより、そこまでして16倍速で焼かなければならないのか?
だって、16倍速のメディアないし、速度違反しまくりだし、しかも12倍速で焼いたほう(略・・・とかぶうぶう文句を言うと Pioneerの技術者に拉致されて帰ってこられなくなりそうなので止めまして・・・

いや〜素晴らしいですね。史上最速の16倍速焼きにそこまで命をかけていたのですね。 こんな良い製品を世の中に出してくれましてありがとうございますとヨイショの一つでもしておきましょう。

まあ、幸いにもうちにはPentium4 3GHzのマシンがありますので(注:オーバークロックしまくりで3GHzですが)なんとか 推奨動作環境はクリアしているようです。

で、内部の様子は?
まあ、買ったばっかですが分解してみましょう。 ・・・っても分解方法はDVR-S706-Jの時と全く一緒なのでここでは割愛。

分解完了 ドライブ自体も当然MADE IN JAPAN

さて、今回気になる部分、変換チップはなんなのか?ですが・・・
なんかどっかで見た形・・・ やっぱり、PL-3507

なんと、DVR-S706-Jと同じProlific PL-3507が鎮座しておりました。
再び会うとは思いませんでした。あんま会いたくは無かったですが
というわけでIEEE1394のPHYは同じくagereのFW802B・・・

ホント16倍速出るのか?コイツ?

唯一違う点といえば・・・
ケース内部にあった表記

ちなみにDVR-S706-Jのものには貼ってありませんでした。ファームウェアが違うのでしょうか?よくわかんないです。


9/29追記

というわけで、DVR-706-JとDVR-S806-JのUSB変換チップをかるーく見てみました。
S706の変換チップ
PL-3507 03391C
S806の変換チップ
PL-3507 04233C

両者ともPL-3507ですが、強いて言えばそれに続く数字列が若干違いますね。
何がどう違うのかははっきり言ってわけわかめですが。

ちなみにProlificのPL-3507用ファーム書換ツールROMWriterで見てみると・・・
S706のPL-3507 03391C

S806のPL-3507 04233C

こう見るとやっぱりファームのバージョンも違うようですね。
ファームのバージョンてかまんま日付ですが。
DVR-S806-Jはケース内部にあったものと一緒のものですね。

疑問を残しつつ焼き検証
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