2003 2/3

ノートパソコンをメインで使う

ノート買いました
もう2ヶ月前になりますが、ノートパソコン買いました。

Panasonic Let't note CF-T1
2002年10月に発表、11月に発売されたもので、B5サイズのCF-R1とB5ファイルサイズのCF-T1があります。CF-T1は、
1.HDD20GB、メモリ128MB
2.HDD40GB、メモリ256MB
3.HDD40GB、メモリ256MB、無線LAN搭載
の3モデルが発売され、今回買ったのは2.のHDD40GBの奴です。
さらにMy Let's倶楽部で注文すればもっといろいろカスタマイズされたモデルも選択できます。 ちなみにわたしはポイント目当てで某量販店で買いました。
で、主なスペックですが、
CPUIntel 超低電圧版 Mobile-PentimuIII 866MHz
メモリ256MB(PC133)
HDD40GB(2.5インチ UltraATA100)
USB2.02
PCMCIA1
LAN100Base-TX*1
液晶12.1インチTFT
重量約1045g
バッテリ駆動約5時間
普通この手のB5サイズorB5ファイルサイズのノートのCPUにはCrusoeが使われていることが多いのですが、T1はPentiumIII866MHzを搭載し、それなりにパワーがあります。それなら普段使うのにも十分な性能じゃないか?ということで、今回はメインマシンを自作機からこのT1に乗り換えてしまおう、という話です。
メインを自作機からノートに移すメリットとしては、
・場所をとらない
・T1はファンレス仕様なので静音性に優れる
・省電力なので家計や環境やでんこちゃん(東京電力限定)にやさしい
・外にノートを持って行ったときにいちいちメインマシンとデータのやり取りをしなくて済む
などがあります。
ホントにどうでもいい話ですが、でんこちゃんの本名は「分電でんこ」だそうです。スゲェ名前

ところでノートをメインで使う、といっても家に帰ったらノートを開いて電源入れてホイールーパットをぐりぐり動かしてマウスカーソルを操作する・・・というわけではありません。
だって、
ノートパソコンのキーボードって打ちづらくないですか?
ノートパソコンの画面って小さくて見づらくありませんか?
・・・まあ、T1は12.1インチのTFT液晶なのでB5ファイルサイズのノートパソコンとしては大きいほうなのですが、いままで19インチのCRTモニタを使ってて、いきなり12.1インチのTFT液晶モニタでは 確かに物凄く小さく感じてしまいます。またキーボードは・・・あんまり打ちやすくないです。ひどいところでは「画用紙に絵を描いた見たい」とか言われてしまってます。まあ、外出先でちょっと使う分にはさほど問題ないのですが、普段ずーっとこのキーボードで操作するのはちょっと抵抗があります。というわけで、 CF-T1をメインで使うただしモニタとキーボードとマウスは従来のものを使うという形になります。つまりは自宅で使用するときはノートパソコンというより省スペース、省電力、静音のデスクトップパソコンみたいなもの、として使用することにしました。

その1 キーボードとマウスについて

T1には2つのUSBポートがあります。それならUSBキーボードとUSBマウスをくっつけておしまい・・・という風に簡単にはことは進まないのでありました。
それまでうちでは3台のパソコンをCPU切替器を使って1つのモニタ、1組のキーボードとマウスを使いまわしていました。んで、このCPU切替器、SNEのKMV-CHANGER4という4台用の切替器なんですが、キーボードとマウスはPS/2接続のものしか使えないんです。当然この切替器に接続されるパソコンはPS/2コネクタがなければ接続できません。ところがT1にはPS/2コネクタがない・・・というわけで
PS/2→USB変換器 corega USB KM
PS/2のキーボードとマウス1組をUSBに変換してくれる優れものです。価格は\3480でした。
ちなみにこれ、T1を買ったときに発生したポイントによって買いました。やっぱりポイントの効果は大きいです。
物理的にはこれで接続できますが、手持ちのキーボードとマウスとの間で相性問題が発生しないか?とかT1との間で相性は発生しないか?とかしかも間に切替器を挟んでまともに動くのか?とかいろいろ不安材料も多々ありますが、そんなこと考えてもしょうがないし、使って見なきゃ分からないので特に調べもせずにつけてみたら・・・ちゃんと認識しました。
HIDキーボード(マウス)として認識されます
ああ良かった。だってここでこけたらこの計画は早くもボツになるところでしたから。

その2 CRTモニタへの出力について

T1にはCRTモニタに出力するためのコネクタ、D-sub15ピンが標準装備されてます。
左側面
左からAC電源のコネクタ、D-sub15ピン、USB2.0*2、LAN、モデム、SDカードスロット
最初T1にするかR1にするか悩んだんですが、R1はCRTに出力するには専用の変換ケーブルが必要になってしまうので却下となりました。まあ、ほかにもHDDが20GBだとか、メモリが最大で384MBだとか、いろいろ要因はあったわけですが・・・

最初は繋いだだけではCRTには何も表示されませんが、デスクトップ上で右クリック→「グラフィックオプション」→「出力先」でPCモニタを選択してやればノートの液晶からCRTに画面表示が移ります。
設定画面

ちなみにノートの液晶とCRT両方に出力できるクローンモードもありますが、これを使うとパフォーマンスが落ちる(movieなどがかくかくする)ので使いませんでした。まあ、自宅で使用するときはノートパソコンは閉じっぱなしですから液晶に表示したところで何の意味もないんですが。
1回設定してしまえば次回からはBIOSの画面からCRTモニタに表示されます。また外出するときなど、VGAケーブルを抜いてしまえば勝手にノートの液晶に表示画面が変わります。

解像度とリフレッシュレートのワナ
T1の最大解像度は1280*1024です。これは内部液晶(表示されるのは1024*768、入らない部分はスクロールで移動させる)でも外部モニタでも一緒です。今使ってるモニタは19インチCRTなので、やはり1280*1024で使いたいものです・・・が、1280*1024に設定すると・・・
リフレッシュレートが60Hzで固定・・・
さすがに60Hzだと目がちかちかして疲れます。1024*768ならば100Hzまで設定できるので・・・仕方なく1024*768で使用してます(リフレッシュレート:85Hz)。最大解像度にばかり気を取られてリフレッシュレートのことまで頭が行ってませんでした・・・やられたって感じです。
それにしても19インチで1024*768だとアイコンのデカイこと・・・最初は違和感アリアリでしたが2ヶ月も使ってると・・・慣れました。慣れってすごいですね・・・と、意味もなく感心してみる。

その3 外付けドライブについて

T1には光学式ドライブは搭載されていません。最初のうちは必要になったときだけ自作機で仮想CD化して、仮想CDドライブによってCDを読み込んでいましたがやはり面倒です。仕方ないので、外付けドライブを導入することにしました。
ところがウチではずーっとデスクトップパソコンを使ってたせいでまともな外付けドライブがありません(まともじゃないのなら多々ありますが・・・)。逆に言うと内蔵ドライブなら腐るほど余ってるので、これらを外付けケースに入れて使うことにしました。
外付けにしたDVD-RAM/RとHDD、それとUSB切替器2台
HDDはこちらを参照してもらうとして、DVD-RAM/RドライブはPanasonicのLF-D321を挑戦者SOTO-5iUを使って外付けにして見ました。内蔵ドライブが余っているようならばこのような外付けケースを買ってきて組立てたほうが安上がりです。挑戦者ブランドのものは結局物自体はIOデータの外付けケースなので、電源連動機能が効くため便利です。

で、上の画像の中で、外付けHDDの左にあるボタンが3つついたものはUSB切替器です。我が家にはDVD-RAM/Rドライブはこの1つしかないので、3台のパソコンで使いまわせるよう導入しました。もっとも切り替えるときにはタスクバーの「ハードウェアの取り外し」を実行してからの切替になるので少々手間がかかりますが、そんなに頻繁に切替えるわけでもないのでこれで十分です。特にウチではメインのT1と3rdマシンのNEC Valuestar改が光学ドライブを搭載してない(スペースの関係上搭載できない)ので非常に重宝してます。もちろんUSB2.0対応なので転送速度も問題ありません。また、外付けHDDも同様に切替器によって3台で使いまわせるようにしてあり、バックアップ等を取るのに便利です。ただ、USBケーブルが1台につき3本、計6本必要になるわけで、配線等がとても煩雑になるというデメリットもあります。まあ、見えない部分なのでうまく隠せばどうでもいいわけですが。

静音性は抜群です

こうしてメインマシンをノートパソコンにしてみたわけですが、やっぱり一番効果が大きかったのは騒音が著しく減った、という事にあると思います。HDDの音はちょっとしますが。HDDの転送速度とグラフィックの弱さ(それでもT1は最大で48MBのVRAMがあるわけですが)が気にならないというのであれば非常に快適です。現在は一般的な作業は全てこのT1で行い、パフォーマンスが必要になるものについては2ndの自作機で行っています。

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