2003 3/3
飛びました・・・チ〜ン
先日我が家のHDD、seagate BarracudaATA IV 60GBがお亡くなりになりました。
まあ、バックアップを取っていたのでたいした損害はなかったのですがやはり痛いです。
バルクで買ったものなのでショップの保証期間は当の昔に過ぎており、このまま放置プレイか、分解の憂き目を見るか、
漬物石として第2の人生を歩むしかないのか・・・と落胆するのはまだ早い。通常HDDにはメーカー保証があり、ショップの保証期間が切れても
メーカー側で交換対応してくれることがあります。保証期間は1年(ちょっと前までは3年だったんだけど・・・
時代の流れですね)。というわけでこのHDDをseagateに送って交換してもらいましょう。
さあ、送ろう・・・とその前に
じゃあ、早速送りつけよう・・・といっていきなり送ったって交換してもらえません。ちゃんとした手順を踏む必要があります。
その1
まずはこのHDDが保証期間内であるかどうか調べる必要があります。まずはここへ行きましょう。
http://support.seagate.com/customer/warranty_validation.jsp
seagateのWarranty Validation(保証の確認)のページです。ここで逝ってしまったHDDの型番(例:BarracudaATA IV 60GBならST360021)と
シリアルナンバー(HDD表面のシールに明記されています)を入力して国名(JAPAN)を選択しSUBMITをクリックします。
その後「IN WARRANTY」(保証期間内)と出れば保証期間中、ということです。逆に言えばIN WARRANTYと出なければこの時点で終了です。素直に漬物石としての人生を歩ませましょう。
また、ショートした跡、ひび割れなど大きな外傷があるものもボツだそうです。
次に、「Expiration」の後に続く月日までが保証期間ということで、Optionsの欄に「Exchange」と出れば「交換に応じます」ということになります。
表示の一例
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だめな場合は「In Warranty」の代わりに「Component」とか「UNKNOWN」とか出ます。 |
さらに交換可能であれば「RMA番号」というのが発行されます。
その2
次にユーザー登録をします。よく海外に荷物を送ってたり、手紙を書いたことのある人ならわかるんでしょうが、私はそのような経験がなかったので結構悩みました。
簡単な書き方を示します。
・Address(住所):数字の後に町名(例:123-456 **-choなど)
・City(市・区・群): ***-shi、***ーgunなど
・County(都道府県):(Chiba、Osakaなど)
・Postal code(郵便番号):*****、ハイフンなし
・Country(国):JAPAN
Countryが2つあるので注意してください。
その後登録したメールアドレスに以下のようなものが送られてきます。
-------------------- cut here --------------------
RMA #*******
SEAGATE TECHNOLOGY INTERNATIONAL
CUSTOMER SERVICE OPERATIONS (CSO DISTRIBUTION)
C/O FRITZ LOGISTICS (S) PTE LTD
(ACCORD BUILDING)
1 CHANGI SOUTH LANE, 2ND FLOOR
SINGAPORE 486070
SINGAPORE
Attention: Mr. Jeff Wong / Lee Sew Ten
Phone: (65) 783-6814
Fax: (65) 783-4034
-------------------- cut here --------------------
発行されたRMA番号と住所が書かれています。「cut here」とかかれているのは、ここで切り取って箱に貼り付ければそのまま宛先として使える、という意味みたいです。
もっともこれを郵便局にもっていっても「専用用紙に書いてください」と断られるときもあるので、そのときは上の文をそのまま丸写しして書けば大丈夫みたいです。というか、そうしました。
その3
さて無事RMA番号をもらったらHDDを梱包しましょう。
梱包の方法もseagateから指定されています。簡単にまとめると・・・
HDDを買ったときに入っていたプリスターパックに入れる。
緩衝材として、エアーキャップ(俗に言うプチプチ)、新聞紙等はボツ
ゴムシート(約2インチ)をくりぬいてそこにHDDをはめ、片側が波打った厚さ5〜6cmのスポンジで挟む
こんな感じとのこと→http://www.seagate.com/support/service/pdf/pack.pdf
まあ、上記の推奨方法とはちょっと違いますが私が行った手順を以下に示します。
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1.いらない箱にスポンジを敷き、 中をくりぬいた発泡スチロールの形を入れる |
2.ブリスターケースに入れたHDDをはめ込む |
3.100円ショップで買った洗車用のスポンジを2つ押し込む |
4.梱包してRMA番号が書かれた紙を貼り付ける |
その4
では、これをseagateに送りましょう。送る先はシンガポールです。
送る手段はいろいろあるみたいですが今回はEMS(国際スピード郵便)を使用しました。
郵便局に荷物を持って行き、EMSの用紙に送り先と自分の住所を書いて窓口に出すだけです。ただ、私はわからんことだらけだったので郵便局の
職員の方にいろいろ聞きまくりでしたが。値段は重量880gで1660円でした。
そして送ってから約10日・・・戻ってきました。
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別な箱で戻ってきました。 |
これがseagate純正の梱包方法。 |
戻ってきたものは新品かリペア品かわかりませんが、ぱっと見た目は新品のようです。
ちゃんと帰ってきたから言うわけじゃないですけど、実は上の画像を見てもわかるとおり表面上に長い傷が入っていて、しかもファームウェアも3.05→3.19にアップしてたので
正直大丈夫かなと思ってたのですが・・・安心しました。
今また元気にこのBarracudaATA IVは稼動しています。買ったあとのユーザーサポートがしっかりしている点でseagateには好感が持てます。
最後に某2chのHW板の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございます。
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