2004 8/5作成
2004 8/26追加

外付ドライブケースの使い道

結局お金は無くなって行く

「ほら、ちょっと前まで記録型DVDドライブって高嶺の花だったじゃないですか。
1台4万とかしやがんの。買えないっての。
でもだんだん下がってきてさ、俺もようやく26800円出してD321を買った訳よ。
RAMは使えるがCD-Rに書き込めないし、DVD-Rに至っては等倍!!でもうれしかったよ。

・・・で、時は流れ、±R両方に書き込めるドライブなんて当たり前。
8倍速とか12倍速とか、挙句の果てにはDLなんてのにも対応。
しかも値段が安い!!1万切るのなんざ当たり前。
それがバルクじゃなくてリテールっていうんだから、買うしかないっしょ!!
こんな超高性能ドライブが1万円未満で買えるってんだからどんどん買ったさ。

でもね5インチベイには限りがあるんだ・・・」
一部改変

・・・と、某掲示板に書き込んだのは私です。

確かに最近の書込み型DVDドライブの暴落は凄まじい。 1週間で1000円近く値下がりとかは半ば当たり前。安いからといってポコポコと増えてゆくドライブ。 でも大体の場合、ケースには5インチベイは4つ。さらにIDEはHDDで使われ設置できるDVDドライブはどんなに頑張っても3台まで。 それ以上のドライブはどうする?(そんなにドライブいらねぇ!!というのは無し。話が終わってしまうので(笑)
となると、必然的に外付けになるわけですが、外付けケースは如何せん値段が高い(最近では安価な物もあるけど)ので 、安い中古の外付けドライブや余ったSCSIケースなんかを使ってケースだけ使いまわしましょ、ということ。

ケースはおまけ?
さて、外付けとなると、鍵となるのが接続するインターフェースですが、
・SCSI
・USB1.1
・USB2.0
・IEEE1394

この中でもっとも値段が安いのはSCSI接続のものでしょうが、この場合内蔵のドライブもSCSIでなければならず(ATAPI-SCSI変換基板を使っているものは○)、 現在発売されている記録型DVDドライブにSCSI接続の物はありません。ケース(ガワ、電源部)だけの使いまわしでUSB2.0等への変換基板などが 必要になります。
またUSB1.1のみの物も同様、ケースだけの利用になります。転送速度が追いつきませんし。
ので、変換基板の持ち合わせが無いのならUSB2.0かIEEE1394接続の物になります。

ところで、外付けドライブの値段は接続されるインターフェースよりもドライブ自体の性能によるところが大きいようです(そりゃそうですが)。
つまり、USB2.0かIEEE1394接続のもので、ドライブ自体の性能が低いものが一番お買い得、といったところでしょうか。

ここでいろいろ疑問がわくと思います。

Q.1別なドライブに入れ替えてもちゃんと入るの?
Q.2別なドライブに入れ替えてもちゃんと動くの?
Q.3廃熱処理とかどうなの?
Q.4電源容量は足りるの?
Q.5中古で大丈夫なの?

等々いろいろあると思いますが

A.やってみなきゃわからん

ということで大丈夫(?)です。(一番の問題はQ.2だろうけど、コレはほんとにやってみないとわからない)

ちなみに、デザイン、サイズなどは今の物と比べて劣る可能性大です(昔のほうが無骨でイイ!というなら別ですが)。
また、ファンがついている場合が多々ありますので音を気にする人は要注意です。 でわ、早速やってみました。

1.IEEE1394化
というわけで拾ってきたのがコレ。

Logitec LCW-R1210F IEEE1394接続です
IEEE1394接続のCD-R/RWドライブです。
ATAPI-IEEE1394変換基板を使用しているのにもかかわらず、ドライブ自体がCD-R最大12倍書込みとかなり前のモデルのせいか税込み1575円という 格安で売られていたので買ってきました。
若干汚れてますが、バラして必殺のアルキアミンオキド配合の魔法の水(マジックリン、とも言う)でちょちょいのちょいです。
さて、眺めていてもしょうがないのでとっとと分解しましょう。
コレが今回のキモ
ATAPI-IEEE1394変換基板
内蔵ドライブはRICOHのRW7120A

ねじ一本はずしただけで簡単にカバーが取れました。なんて親切な設計なのでしょう(笑
とりあえずこれに東芝の4倍速DVD-R/RW、SD-R5112を乗っけることにします。まあ、ねじ穴なんかは共通ですから何の問題も無く載せ変え完了。
SD-R5112、なぜか黒

物理的に載せ変えは完了。本題はここから・・・なんですが、思わぬ事態が・・・

話が脱線してすいませんが・・・
載せ替えが完了して動作確認をしようとしたまさにその時、重大なことに気づきました。

ACアダプタが無いとか?・・・電源内蔵なのでいりません。
コンセントの穴が余ってないとか?・・・ありえないくらいタコ足配線しているので問題ない(?)です。
試し焼きするDVD-Rがないとか?・・・漬物にするくらいあります
ライティングソフトが無いとか?・・・無駄に大量にDVDドライブ買ってません。B'sだけで5個あります。
IEEE1394を搭載したPCが無いとか?・・・近いですが、無駄にたくさんPC作ってません。あります。




・・・懸命な方ならお気づきかもしれませんが。
IEEE1394ケーブルが無いんです
こんだけ無駄にPC組んでて無いんですか?・・・無いんです。
あの、FireWireケーブルでもいいんですが?・・・だから無いんです。
じゃあ、iLinkケーブルでも・・・無いです!

そういや、IEEE1394のデバイスって扱ったことないや(笑)。ある訳ないです。
仕方ない。買ってくるか。

教訓
さて、うちの近所にはDOS/Vパーツやなんて物は存在しないので、おのずと大型電気店に行くことになりました。
てかIEEE1394ケーブルなんて買ったことありませんから、相場がどんな物か良くわかりません。
確か秋葉原では300〜400円くらいで売られていたような・・・
まあ、USBケーブルより高いかなくらいに考えていたのですが・・・


着いたのは北関東に本拠地を持つ某大型電気店。
店に入ると「たまーだ、たまたま来てみたらヤ○ダの安さにたまーげたよ」とかいう歌が流れてるあの店です。
ええたまげましたよ安さに、ではなく
IEEE1394ケーブルって\1600もするんですか?
USBケーブルなんて100円ショップでも売ってるのに・・・
念のため違う店とかにも行ってみましたがおんなじ様な値段。てか、USBケーブルは何十種類もあるのにIEEE1394ケーブルは4種類だけ・・・選択の余地がありません。 しかたないから買いました。せめてもの救いは全て貯めてたポイントだけで清算できたことでしょうか。
教訓
安売りのケーブルを見かけたら必要なくても買え!!

おそらく我家でもっとも高価なケーブル

戻ってまいりました
さて、IEEE1394接続のケース+12倍速CD-R/RWよりも高いケーブルを引っさげて帰ってまいりました。
後は繋ぐだけです。

Windows上ではこんな風に認識されます。
ドライブの型番ではなく、基板の型番(?)で認識されます。
最初、!マークとともに「このデバイスを開始できません」とかでて
相性?
やっぱドライブを付け替えると無理?
つうか1600円も出してIEEE1394ケーブル買ったのに?

とかパニクりましたが、5112のジャンパをスレーブからマスターに変更したらあっさり認識されました。

ちなみにライティングソフトとかDVDinfoとかではちゃんと「TOSHIBA SD-R5112」と認識されます。 というわけで1枚焼いてみました(Nero6使用)
問題なく焼けました

紆余曲折ありましたが、1575円(ケーブル代含まず)で外付けIEEE1394化が出来ました。
ホットプラグにも対応して便利です。
ただ、前述のとおり、ファンがついていてちょっとうるさいです。まあ、止めても問題ないかもしれませんが。

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