2004 3/21
ジャンクマザーボードの使い道 |
人気3大ジャンクパーツ・・・ですが
HDD、ビデオカードと並びジャンクパーツの中では人気の高いマザーボード。ジャンクパーツの中では比較的大きく、値段も高めと、不動だった場合には住環境にもお財布にもやさしくなく、もし何もなく異常に動いたとしても用途のないマシンの増える原因となったりとこれまた住環境とお財布にやさしくないというある意味困ったやつなのですが、それでもJunkerをひきつけてやまないジャンクマザーボードの小話です。
1、マザーボードとして使えそうな場合
マザーボードは各部品の集合体なのでそのマザーがジャンクになった理由というのはさまざまで、古いから、物理的破損、動作不良、焼損等様々ですが、通電して動くのであればまだ見込みはありそうです。また、パターン破断、コンデンサの破裂など破損箇所が明らかで直せるだけの知識と技術があるのなら(わたしにゃありません、ぇぇ)直してみるのも手です。ただそれを直したからといって動くわけでもないのですが・・・。なんにせよ、いずれの場合もなんかしらの動作異常があってジャンクとなってるわけですから(型が古くて性能的に陳腐してる場合は違いますが)、逆に言えばばその異常がパソコンの動作に必要不可欠なものでない、または代用可能なものならばまだマザーボードとして使える可能性は高いです。
・メモリスロット破損 片方が生きていれば一本挿しで行けます |
・IDEピン曲がり 曲がりを直すかATAカードで代用 |
・パターン破断 大変ですが、コンダクティブペンなどで補修 |
・焼損 無理(笑 |
手持ちのジャンクマザーの症状と使い道の例
BIOSROM焼きとは
・こんなときに使います。
ので、BIOSROMにBIOSファイルを書き込んでやればまた復活するはずなのですが、普通こういうROMにファイルを書き込むにはROMライターという機器が必要になります(自分で簡易ROMライターを自作している人もいますが・・・)。が、いかんせんROMライターは高いのでその代わりに起動する別のマザーを使ってBIOSを復活させる、というものです。 |
BIOSROMの種類
2は現在主流のもの。PLCCタイプです。 3は2と形状は全く同じですが FWH(Firm Ware Hub)PLCCという、Intelチップセット(i8**系)のマザーに乗ってるBIOSROMです。ちなみに2のPLCCタイプと互換性はありませんのでご注意。 あと形状の違いのほかに1Mbit、2Mbit、4Mbitと容量の違いもあるので気をつけましょう。 ちなみに4MbitのROMが挿さっていたマザーで2MbitのROMを書き換えることは出来ますが、その逆は不可・・・というわけでもないのですが、まあ、出来ないと考えていた方が楽です。 BIOSROMの容量はROMの型番からも分るのですが、一番簡単なのはそのROMが乗っていたマザーのBIOSファイルを落としてそのファイルの大きさを調べてみるのが良しです。 そのファイルが256Kbyteであれば2Mbit、512Kbyteであれば4MbitのROMということになります。 |
で、BIOSの書き換え、なんですが・・・
異なるマザーでBIOSROMにファイルを書き込む方法はいくつかあるようなのですが、今回はその中で一番オーソドックスなawdflashを使ったやり方。
・・・とその前にいくつか。
まあ、当たり前なのですが、マザーボードにBIOSROMが直付けされているマザーは不可です。でも最近流行ってるのかどうか知らないけど、ROM直付けマザー多いんだよなぁ・・・未だに大手で直付けでないのって
ASUSとABITくらいでしょうか?
それと月並みですが自己責任で、というか通電している最中にBIOSROMを引っこ抜くので
下手すると、
・それまで起動していたマザーまで死亡する。
・感電する
・燃える
という惨事が発生するかもしれませんので宜しく。
用意するもの
1.BIOSが飛んだマザーのBIOSROM手順1.BIOSROM半挿しで起動 | 手順3.BIOSROMを引っこ抜く(ボケ失礼) |
ソケットの出っ張っている部分に ROMの欠けている部分が来ます。 |
手順4.テープにROMを貼り付けて押し込みました。 |
2、マザーボード以外のモノ目当ての場合
ほとんどの場合、ジャンクマザーボードはマザーのみで売られていますが、たまに箱、付属品のものもあります。
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