2008 11/23

D945GCLF2+Noah 800-B
静音化はした、でもどうするの?コレ?


・はじめに
このページは日記と称してやってるこっちのblogの記事をまとめたものです。


・泡銭は使ってしまったほうがいい、ということで
さて、ちょっと泡銭が入ったのでDualCoreAtomを搭載したD945GCLF2など買って見ました。
確かD945GCLF買ったときもそんな感じだったな・・・。

さて、なんといってもDualCoreになったのが最大のウリですが、他にはD945GCLFと変わった点は

・Gigabit Ethernet搭載
・S端子が背面に

などがあります。後は外見で大きく変わったのが、
08092301.jpg
左:D945GCLF 右:D945GCLF2

チップセットクーラーが低くなり、CPUのヒートシンクが若干高くなりました。
高さ的には最大高さが低くなってよろしいんではないかと。
ちなみにファンは見てのとおり相変わらずしっかりくっついてます。

あと、さらに外見としては
08092302.jpg
箱も小さくなりました。

・・・だからなんだという話ですが。

とりあえず使い道はないわけなんですが、試運転兼ねて適当に組み立てて動かしてみます。
構成は
CPU、マザー:Intel D945GCLF2
HDD:東芝 MK8034GSX 2.5インチ SATA 80GB
メモリ:DDR2 667 2GB(533MHz駆動)

光学ドライブ:なし(OSインストール時のみ外付け)
ファン:2つ(チップセット及び排気)
LAN:接続
ケース:Noah 800B
電源:80W ACアダプタ電源(ケース付属)
OS:WindowsXP Home SP2

08092303.png

デバイスマネジャー
コアは2個ですが、それぞれHTに対応しているので見かけ上はコア4つに見えます。
「擬似Quad」とでもいうのでしょうか?

で、とりあえずシステム全体の消費電力など

アイドル時:28W
BOINC:33W
Prime95:36W


・・・コア1つあたりのTDPが4Wということなんですが、その通りに概ねD945GCLFの時より単純に4Wくらい増えたかな?という結果になりました。

あと相変わらずチップセットクーラーについてる4cmファンが6000回転くらいで元気に回ってくれるので、静音化したければ何らかの対策をしなければならないのも前回と一緒です。


・開けて、閉める
さて、D945GCLF2のチップセットについているファンがうるさいので、ファンレス化も含め何かに交換しようかと、

08092401.jpg
ノースに乗ってるチップセットクーラーを外してみた。

とりあえずファン交換すれば幾分か静かにはなるんでしょうが、せっかくなのでファンレスにしたいところです。
ちなみに、最初から乗ってるチップセットクーラーのファンを止めて、ヒートシンクに温度センサー貼り付けて動かしてみたところ、ぐんぐん温度が上がって60度になってもまだ上がりそうな勢いだったので強制終了。

他のヒートシンクに変えて見たいところですが、このチップセットクーラー、固定方法がフック式なので他のものに変えるといってもあまり選択肢はなさそうなわけで・・・・今手持ちのものでは使えそうなものは無さそうなわけで・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・



とりあえず、

グリス塗りなおして
元通りにして終了。

暇なときにでも対策考えよう
・大江山嵐
さて、

【力業】 ちからわざ
1 力のいる仕事。力仕事。重労働。
2 強い力を頼みに行うわざ

とあります。自作PCにおいては
・他の不利益には目をつむり、当初の目的を達成するため驀進すること。 なるべくであれば使いたくはない手段。

とでもいうんでしょうか?

何の話?Atom330搭載のD945GCLF2の静音化の話です。

概要としては
・チップセットに乗っているファンがうるさい
・ファンをとめるとえらいこっちゃになる。
・ヒートシンクがフック式で固定されているので、他のものに変えるのが難しい。
というところまできてます。

となると、ファンの交換になるわけなんですが、最初から乗っている4cmを回転数の別の少ない4cmファンに変えるのが一番手っ取り早い手段ですが、如何せん小さいファンですからそんなに大幅に騒音は減らないんじゃないかと。というわけで別な手段を考えます。

ファンの騒音を減らして風量を保つにはファンの口径を大きくするのが定石です。

・・・そんなこといわれなくても分かってる。
どうやって乗っけるんだよ?


という意見が返ってきそうですが、まあ、あれこれ考えても仕方ないので、とりあえず乗っけてみたらいいんじゃないですか?

まず、現在D945GCLF2はDiracのMini-ITXケース、Noah 800-Bに入れて使ってるわけなんですが。

横から見た図
08092700.jpg
チップセット上に比較的空間があります。

というわけで
08092701.jpg
とりあえず4cmファンを外します。

んで、ココに8cmファンを乗せてみましょう。


・・・どうやって?

まあ、何はともあれ乗せてみればいいんじゃないですか?

ということで
08092702.jpg
とりあえず乗せてみました。

どうやって固定するんだよ?

08092703.jpg
ここで。結束バンドを使って固定してあります。


他の3箇所はどうやって留めるんだよ。


他?留めてませんよ。


そんなんで大丈夫なのか?


大丈夫じゃないですか?たぶん。



・・・とりあえず、ファン交換ということで真っ先に思いついた方法ですが、如何せん力業感が相当否めない方法なので、出来れば使いたくない手段でしたが・・・他に方法が思いつかないもんで。

後述しますが、ファンが低回転なため、1箇所止めでも振動したりすることはありません。
ただし、縦置き厳禁ですが。ファンがずれますw

というわけでケースを組み立てて実用に耐えるかテストしてみます。
今回取り付けた8cm、本来であれば1200rpmくらいのものが良かったのですが、あいにく手持ちに1200rpmのファンがなかったため、1600rpmのファンに抵抗かませて1000rpmくらいで動かしています。音はほとんど聞こえません。

ちなみに側面排気ファンは 8cm 15mm厚のものを1200rpmで回してます。
これも相当静かで耳を近づけなければ音は聞こえません。

この状態でBOINCを起動させCPU使用率を100%にし、24時間ほど回してみました。

室温:25〜28度という環境下で各温度はだいたい以下のようになりました。
08092704.png
(測定ソフト:EVERST)

また、チップセットのヒートシンクの実測温度は41度くらいでした。
ケース本体も特別熱くなっている様子もなく、まあ、問題ないんじゃないかと。

チップセットファンの騒音でお悩みの方、参考にしてみてはいかが?
いや、こんなの参考にしないほうがいいかもしれませんが。
・関係ない人には関係ない。関係してても関係ないかもしれん。
さて、今回はBOINCやってない人には全く以って面白くない話。やってたとしても面白くないかもしれませんが。

 現在試運転を兼ねてAtom330搭載のD945GCLF2にBOINCやらせているのですが、どのくらいポイントもらえるんでしょうか?ということで調べてみた次第。
DualCoreですがHを搭載しているので一応同時に4つまで解析できますし、消費電力も低いですし、もしそこそこポイントもらえるのであれば専用機にしてもいいかなぁと。

というわけで、他のPCとどのくらい差があるのか比較して見ます。

PC1:Core2Quad Q9450 (2.66GHz 1.00V) 消費電力:91W
PC2:Core2Quad Q8200 (2.33GHz→2GHz 0.875V) 消費電力:54W
PC3:Atom330 消費電力:33W

(消費電力とはBOINC解析時の消費電力のことです)

PC1はBOINC専用ではなくいろいろ繋がっているため消費電力は高めになっています。

で、これらのPCで24時間解析させたところでもらえる大まかなポイント
(各PCとも同時に4つまで解析できるので、つまりは解析時間4日のときにもらえるポイント)

PC1 約14,000ポイント
PC2 約9,000ポイント
PC3 約2,500ポイント


やはりAtomは他のPCよりももらえるポイントは際立って少ないですね・・・
ついでに1Wのポイントという良く分からない数値を上げてみます。

PC1 約153.8ポイント/W
PC2 約166.7ポイント/W
PC3 約75.6ポイント/W


・・・いくら低消費電力とはいえ、効率という面ではCore2Quadには全く太刀打ちできませんね。
まあ、AtomマシンとCore2Quadマシンじゃかかる費用も全く違いますし、そもそもBOINC専用機なんて作る奇特な方は早々いないでしょうし、専用機って本来の趣旨と180度違くね?という意見もございましょうし・・・

どうでもいい話はこの辺で
・燃えても知らんけど
さて、とある事情により現在D945GCLF2が突っ込んであるNoah 800-BのACアダプタを変更してみました。

 今の構成では、まあ、どんな頑張っても消費電力は40W超えないだろうということで
08093001.jpg

左:12V 5Vの60W 1,700円
右:12V 4Vの48W 800円

とりあえず2つ買ってきました。
48Wのほうでもいいんですが、まあ、ちょっと余裕を持たせるという意味で左のやつを使うことにしました。ちなみにこの60WのACアダプタ、型番:STD-1205、ググって見れば分かりますが、秋月電子で売ってる物です。

んで、ちょっと注意しなければいけないのが、
STD-1205側のプラグが 外径:5.5mm、内径:2.1mmなのに対し
Noah側の電源基板のジャックは 外径:5.5mm、内径:2.5mm
なのでそのままでは挿せません。口径変換プラグ(1つ60円也)が必要になります。

とりあえずSTD-1205に付け替えて24時間ほど起動させてますが、特に問題はないよう。
まあ、でも、付属のものでないACアダプタへの交換は自己の責任で。
・いつから動いてたんだっけ?
さて、無理矢理静音化とかACアダプタ交換とかしたD945GCLF2+Noah 800-BのAtomマシンですが、

08101401.jpg
今日も黙々とBOINCを続けております。

08101402.png
まもなく連続稼動2週間ですが、CPU使用率ずーっと100%なのに特に不具合も起こらず、全く熱くならず、無理矢理静音化の賜物か、傍まで近づかないと動いているのが分からないような状態です。全く自己主張をしないやつです。


・・・違う言い方しますとね

ついさっきまで動かしっぱなしって事忘れてましたw

どうしてくれましょう?コイツ
BOINCやらせ続けるにもパフォーマンスは悪いしなぁ・・・
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