2004 9/11

FREETECH F-BOXの組立

・USB2.0とSerialATAのコンボ
数少ない、外付けSATAに対応した5インチドライブケース。

SATAの外付け、てのはぼちぼち見かけますが、そのほとんどはHDDに対応したものばかりで光学ドライブを外付けSATAにする ケースというのはあまり見かけたことがありません。
・・・まだ光学ドライブのSATA外付けってのは「キワモノ」の部類に入るのかどうか分かりませんが、消費者も敬遠するらしく 投売り価格の割にはあんまり数が減ってないようなので一つ確保してみました。

・製品内容

内容物

・本体
・ACアダプタ
・電源ケーブル
・USB2.0ケーブル(専用タイプ1本)
・ドライバCD(Windows98用)
・ネジ
・取扱説明書and組立て説明書
・ゴムシート(本体底面に貼る)

本体の見た目としては、フラットなアルミ筐体で非常にかっこいいです。
本体

後面部
ファンの穴がありますが、ファンはついてません。

この製品は、
・5インチドライブの他に、3.5インチHDD用を内蔵して外付けHDDとしても使える。
・SATAのHDDも外付けHDDとして使える。
・HDD内蔵のためのネジ穴、LEDと前面にふたが準備されている。
という特徴があります。
ちなみにATAPI(IDE)のデバイスはUSB2.0かSATAに変換されますが、SATAのデバイスを内蔵した場合はUSB2.0は使えません。

本体後面(上の右側の画像)の右上から
・電源スイッチ、電源コネクタ、(変換基板から出ている)SATAコネクタとUSB2.0コネクタ
となっていますが、その下にもう一つSATAのコネクタがあるのが分かるでしょうか?
SATAデバイスを内蔵した場合は、ここにSATAケーブルを繋げます。何でかって?それは組み立て手順の中で追々説明します。

・組立て
※このケースのネジ、なんかものすごい廻しづらいです。
強引にやるとネジをなめてネジ穴がなくなってしまうので一応注意。

1.まず本体前後上下左右にある
黒のL字金具を外します。

2.本体裏面。
LEDを固定している金具のネジを外します。

3.ネジが外れたら前面の蓋とLEDを取ります。
4.同様に後面部を引き抜きます。
結構ネジが多いです。
当然ですが外したネジは後でまたはめなきゃなんないしちょっと面倒。
5.基板部

6.SATAデバイスを内蔵するときは
このケーブルを直接デバイスに接続する。

SATA変換チップはおなじみのSil3611
USB2.0はProlific PL-2507

SATAチップはもっともベタなSliconImage Sil3611で、コレはどうって事はありません。
USB2.0はProlific PL-2507、USB2.0専用コントローラーです。似たようなものにPL-3507がありますが、 こちらはUSB2.0とIEEE1394のコンボとなります。

さて、あとは一気に組上げます。
7.電源コネクタは
通常のものとSATA用のものを装備

8.この基板部をドライブ側面2箇所でネジ止め


9.このときSATAケーブルが邪魔になるので
取ってしまいました

10.次にケース前面に付属の金具をつけます。


11.こんな感じ。

12.あとはドライブをケースに入れ、
始めと同じようにL字金具をつけます。
13.完成
組上げてみると結構かっこいいです。
が、やはり組上げまでの工程が多く、何度もドライブを入れ替えたりするのには不向きなようです。
また、若干本体の工作制度が甘いようで工程10.の金具がなかなか入らなかったり、ネジが廻しづらい等の 不具合(ってほどのものじゃないけど)が発生しました。
まあ、ちゃんと組み上がったからどうでもいいんですが。

・おまけ

ACアダプタ。
5V 2A 12V1.25

PC用の電源ケーブルがそのまま使えます。
(製品には当然電源ケーブルは付属しています)

・その他
関連ページ FREETECH F-BOX(USB2.0接続)の検証

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