2002 7/24

ジャンクMO顛末記〜OLYMPUS MOS331E〜

ジャンクでも売れない・・・
OLYMPUS製の230MB MOドライブ、MOS331Eです。

OLYMPUS MOS331E 調子に乗って4個買ってみました。

1個\500也。始め2つ買ったんですが、いつまでたっても山積みで売れてないみたいなんでまた2つ、計4つ買いました。

主なスペックとしては、
230MB MO
SCSI-2接続
4200RPM
バッファ容量 1024KB(330Eは256KB)
OW非対応

と言ったところでしょうか。ドライブ単体だけでなく、各メーカーにOEMとして放出されて、市場にかなりの数が流通していたみたいです。
ところがどっこい、このドライブよくぶっ壊れるということでも有名だったみたいです。クリーニング不要、とうたいつつも埃がたまってボツ、レンズの動きが悪くなってボツ等など・・・検索してみるとたくさん事例が出てきました。だからあんまり売れてなかったのかな?MOS331Eについてはココ(かないやすのりさんのページ)でかなり詳しく述べられています。今回大変参考にさせていただきました。

んで、それぞれの状態
さて、今回買って来た4つのドライブですが、それぞれこんな具合になりました。
・特に問題なく正常動作(1つ)
・読み込み、書き込みともできない。(1つ)
・アクセスランプが点滅して読み込み、書き込みともできない。(2つ)

なにを以って正常動作と言うのかが微妙ですが、とりあえず50MB程度のファイルがちゃんと書き込みできれば良し、ということにしました。
とりあえず、Windowsからはどれも認識されてるようです。認識されないようなものだったらそれこそお手上げですから。
とりあえず正常に動いたものについてはどうでもいいんで(?)、動かなかったものについて検証してみます。

・書き込み、読み込みともできない
まあ、一言で言えばメディアを認識しないってことでしょうか?メディアを入れてマイコンピュータからアイコンをクリックしても「デバイスの準備ができてません(Win98)」と即座に返ってきます。こういう場合、レンズとガイドをクリーニングしてやれば動くらしいんで、早速分解してみます。
まず最初にドライブ上面にある小さなねじを外します(写真1)。ただこのねじ相当硬いのでねじ穴を壊さないよう注意が必要です。また、ドライバーを押し付けたとき、フレームが歪みますがそんなんはあとでどうにでもなるので別に気にしないで行きます。
次にベゼルを外します(写真2)。爪を外してやれば取れますが、結構折れやすいので注意が必要です。
ねじが外れたら上蓋をとります(写真3)。ベゼル側に引き抜くようにやると取れます。
次に内側のカバーを外します(写真4)。ねじを外して赤い矢印の方向に少し上にあげる感じで引くと外れます。
写真1
ねじを外します。
写真2
ベゼルを外します。
写真3
上蓋を外します。
写真4
バネなんかがついてるカバーを外します。
で、こんな感じになります。


そうしたら、レンズユニットが載ってるガイドレール(下の写真赤矢印の部分)に潤滑油を少し塗ってやります。今回は100円ショップで売ってる機械油を使いました。また、レンズクリーナなどを綿棒などに付けてレンズを清掃してやります。

清掃が終わったら元通りにくみ上げます。このときねじを外したときに歪んだフレームをラジオペンチなどで元に戻しておかないとメディアが入らなくなります。

で、めでたく使えるようになりました


まあ、これはジャンクだからいいですけど、分解したら当然保証外になりますんであしからず。

・アクセスランプが点滅して書き込み、読み込みともできない
まあ、これも要するにメディアが認識しないんですが、電源入れたと同時にアクセスランプがつき、しばらくして 点滅してしまい、メディアを入れても認識しないと言うものです。マイコンピューターからアイコンをクリックするとしばらくマシンがフリーズした状態になりしばらくして動き出し「デバイスの準備が・・・」うんぬんのメッセージが出てきます。
上記のクリーニングを試みたんですがダメ、んで、よくよく見てみるとメディアを入れても回転してないんですね。というわけで・・・・
メディアを回転させるスピンドルモーター(矢印の部分)に適当に注油してやります。こんなことしていいのかなぁ・・・と思ったりしたんですが、
めでたく使えるようになりました


・・・まあ、結果オーライですな。

というわけで同じような症状のもう一つのドライブも同様に処理します。ところがくみ上げても動かない。よくよく見るとくみ上げるとき不手際があって基盤をショートさせてしまい・・・
めでたく(?)お星様になりました


・・・本物のジャンクの出来上がりです。ぅぅ・・・。最後まで気は抜かないように気をつけましょう。

まあ、ちょっとした処理で結構よみがえるものです。どれも一時的な処置なのでいずれまた壊れるでしょうが、その時はその時だと割り切って使ってます。
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